OuterWildsをオススメする話

いやー、すごいゲームをやりました。
ちょっと前にTwitterでつぶやいていたのですが、
OuterWilds。これはすごい。

PS4、steam、xboxで遊べて今年の夏にswitch版も出ます。

もともとは2019年のゲームだったらしい。

 そもそもどんなゲームなのか?

任天堂のページに概要があります。個人的には「22分間を繰り返す」「太陽系を巡って謎を解く」ということと序盤のゲーム画面見て興味を持ったらその先一切見ないで始めてほしい、というレベルにネタバレが危ないゲームです。ただ、3D酔いする人には全くおススメできないゲームです。

https://topics.nintendo.co.jp/article/9383c448-2322-466b-a015-149478d13a39

というのも、このゲーム「クリアのために行かなければならにポイント」が存在せず、「プレイヤーの知識=成長」なので、「ネタバレ」が即ゲームの面白さを減らしてしまうんですよね。

何回もループする中でいろいろ「知っていく」ことはあるんですが「そのエリアに行くこと」によるフラグ立てなどは一切ないんですよね。

1回で正解を当てることは無理ですけど、1周目からでもクリア可能です。

だから、知っちゃうと面白さがなくなってしまうどころが今後一生このゲームを楽しめません。ネタバレについては様々な議論がありますが、こいつについてはネタバレは万死に値すると言っていい(なので遊んだ人はみんなネタバレしない)。

でも「探検する楽しみ」「ちょっとユニークなゲームを遊びたい」「宇宙が好き」という人は絶対にやってほしい。Underdale級と言ってましたが確かに分かる。「ゲームでなければできない体験」を与えてくれるゲームです。

何が面白いのか?

いろんな惑星に行っていろんな知識を得ることで、少しずつ正解に近づいていくところ。最初は「うーんなんだろう?わけ分からん!」と思っているんですが、だんだんと謎を解きたくなってくる仕組みになっております。一体何が起こっているのか、これがとても面白い。知識だけは公開記録として概要が保存されているのですが、それを埋めていくとだんだんと何が起こっているのかが分かってきます、これがすごい。

また、謎を解くための「パズル的なもの」というものがほとんどありません。「脈絡もなく出てくるパズルを解かないと先に進めない」ということがないのはとてもありがたい。グラブルで言うところの「急に魔物が!」みたいなのはストレスになりがちですからねえ。

「あああああ、こうなってるんだ!!!」と謎が解けると感動し、そしてさらに謎が増えていくという。そのあたりの導入は巧みでもあり、逆に不親切でもあります。序盤に書いた「ネタバレ厳禁」はまさにこのことで「知ってしまうと」楽しくないんですよ(それでもハマるポイントはある)。

あと、単純にどの惑星も面白いので、うろうろしてるだけでいいですね。いい意味で密度が高くこじんまりとしていて、22分の中で様々な発見がある。そういう探検気分を満喫できるゲームはなかなかないんだよな。

難易度は?

ノーヒントでクリアするのは相当難易度が高い。上記のように「知っていればOK」ということは逆に言えば「知らないといつまで経っても分からない」ということ。パズルとかでよくある「最初のとっかかりが間違ってて永遠に答えが見つからない」という事態が出てきます(自分はあった)。

個人的には一回エンディング(スタッフロール)見たら、ヒント解禁くらいのレベルがオススメです。いくら楽しいゲームといっても飽きはある。1回エンディング見るまでなら、基本的にはノーヒントでも追っかけていけばいけます(ゲーム内の知識を得ていけば見つけられる)。それ以降はお好みですが、ノーヒントを貫くのもアリです。長く遊びたいならそっちのほうがオススメ。

あと、最初にも書きましたが、キャラの移動が本当に難しいので、慣れるまでは本当につらい。慣れればそこまでではないものの、めっちゃくちゃ回転しまくるので3D酔いする人は絶対にやっちゃいけません、死ぬ。

おわりに

クリアしてしまうと(あるいは体験しきってしまうと)、もう二度と楽しめない、そんなゲームです。逆転裁判をネタバレされるよりひどい(あれよりも難易度とかゲーム体験に直結している)。なので、このエントリーにも内容を一切書いておりません。本当は書きたいんだけど、それを匂わせることすら体験に影響を与えてしまうので、

めっちゃ面白いですよ。

というしかないのです。