スターリットシーズン、みんなやってますか?……みんな……やってないよな。売り上げとか見る限り、とてもじゃないがアイマスPの大半がやってるような感じは皆無。
ダウンロード版込みで80,000本は売れてる(PS4版のみ)ようで、これはこれで「成功」くらいにはなってると思いつつ、もうちょっと売れていいゲームじゃない?とは思ってしまう。
とはいえ、サービス終了とかないわけだから、末永く売れてくれればいいかなといったところ。別に急いでやってもやらなくても、好きなときにやれば良いのが買い切りゲームの良いところ。
そんなスターリットシーズンをオススメするエントリです。
スターリットシーズンを買ったほうがいい人
SPとかアイマス2から入ったりしたP
いや、もう言われなくてもこのゲームやってるような気がしますな。俺たちのアイマスが帰ってきたんだもんな。家庭用なんてもう出ないと思ってたよ。
765ASのPやってるひと、あるいはスターリットシーズンのルミナスプロジェクト参加アイドルとして選ばれている29名のうちに担当がいるひと。
絶対にやれ、とにかくやれ、重めのゲームだけどやれ。
コミュがとにかく多い。メインストーリー+個別コミュがあり、これの物量がめちゃくちゃ多いため、デレステとかミリシタのコミュで満足してちゃもったいない、というレベルで担当のかわいさを満喫できます。
単純に絵もカワイイので、見ててニヤニヤしています。もうね、どのアイドルもかわいいんすよ。
あとね、あんきらPはやれ。めっちゃあんきらイチャイチャしてるから。ニヤニヤがとまらねえぜ。あんきらPはスターリットシーズン買っていただいて、ぜひ「あんきらの誕生日」までゲームを進めてほしいです。あれ見たときちょっと泣いたよね。
アイマスならではの「プロデュース」を感じたいひと。
正直なところ、モバマス、デレステを含めた音ゲーやらソシャゲーで「プロデュースお願いします!」って言われてもピンとこないんですよ。ぽちぽち押してるだけじゃねーか、音ゲーやってるだけじゃねーかよ、プロデュースってそういうもんなの?という思いはありました(そういう意味でシャニはえらい)。
アトリエシリーズの調合システムはホント毎回変わりますし、信長の野望なんて毎回ガラっと変えてきますが、そこにちゃんと「ゲームで○○を表現したい」という姿勢があるんですよ。そういうのを感じたいと思ったあなたはスターリットシーズンをやるべき。
(プラチナスターズ、ステラステージの『評判』の悪さはここに起因していたと思ってます。別にそれぞれのゲームが『悪い』わけではなかったけれど、でもそうじゃあないんだよな、俺たちのやりたかったのはああいうんじゃないんだ、みたいな感覚がみんなあったんじゃないかなぁと思います。あとパッドで音ゲーやっぱツライっすよ)
令和の時代にめっちゃ濃口のゲームをやりたいひと。
後述しますが、スターリットシーズンはとにかくボリュームがめちゃくちゃあります。また、ゲーム的にアイマス2やSPみたいに「何周もするゲーム」ではないので(でも1周では終わらない)とにかく長い!ゲームのテンポも遅いのでとにかく長く感じます(いい意味でも悪い意味でも)。逆に、こういうゲームを求めている奴は絶対にやるべきだ。
このエントリー書いてる時点で確実に100時間くらい遊んでるはずですがまだ全要素解放してないもんね!!!めどはついてるけどね!
スターリットシーズンをやらないほうがいい人
軽いゲームをやりたい人
スターリットシーズン、とにかくゲームが重い(内容的に)、ちゃんと進めようとすると1時間は必要で、そのくせちゃんとコミュ見てても、見てなくてもちっとも進まない。まさにその体験がスターリットを体現してるので、やんないわけにもいかないので、最初から手を出さない方がよいかと思います。ゲームやんないと衣装も曲も増えないしね…。
1ターンが重いということは、そんだけ考えて進めないといけないということで、ゲームの進行速度もあんまり速くならないんですよ。ゴーストオブツシマとかとも平行して遊んでましたが、スターリットで2ターン進める間にツシマだとだいぶ話が進むもんな。
音ゲー苦手な人
スターリットシーズンは音ゲーではありませんが、テンポ良くボタンを押さないといけないことは確か。そして、救済措置はあるけど限界もあるため、そのあたりが苦手な人はオススメできないかな…。そのあたりはアクションゲームの練習に近いところがあります。
スターリットシーズンってどんなゲームなの?
1ヶ月ごとに達成条件があり、1日1ターン(土日は行動できないので実質20ターンくらい)で達成条件を満たすために29名のアイドルのVoDaViパラメータとかを上げたりファンを増やしたりコミュでスキル開放していく、そんなゲームです。
感覚的にはシャイニーカラーズみたいなやつ、って言うのが近いのかな。ただ、シャイニーカラーズに比べるとゲームテンポが10倍くらい遅く、1行動あたりが重いので(1ターン10分くらい)、割と考えてあれこれする必要があるゲームです。
クリアにどのくらいかかるの?
これは人それぞれなんですが、私のクリア時間が多分70〜80時間でした。ただ、そこからさらに2周目解放要素(あります)やDLCを遊んでいます。結構長い。ここは人によっていて、早い人はもっと早い。でもこのゲームはあんまり早くクリアして…みたいなゲームじゃないよなと思います。なんせ次いつ出るか分からないもんな。
このゲーム難しいんですけど…。
無駄なターン消費ができない、ライブシーンが練習しないと難しい、みたいなのはあります。攻略見れば多分めちゃくちゃ楽、なしでやるとターンの無駄が発生するため難易度がかなり上がります。
多分、ノーヒントでやると4月5月が超えられない。そして、リトライ時の下駄はコミュ1回だけ増やせるぞアイテムという突き放し具合…。つまり、公式は「コミュでパフェ取り切れ」という前提で難易度調整しておるわけです。
なので、パフェとれんかったらリロード、ちょっとズルいけどオススメです。というかこれやってもムズかった…。この部分はスターリットのバージョンアップとしてパラメータ引き継ぎくらいはしてほしかったなぁと思うところ。
ライブシーンはめっちゃ練習してください。リトライ楽なので、クリア確定できるライブで練習するのがオススメ。最低限からだが覚えてるレベルにしないとアピールとかできません…。
逆にシステムをしっかり理解して(ユニゾンチャージとかスキルはしっかりと取得すべし)、アイテムブーストすれば難易度はかなり下がります。エンドコンテンツ的なクソ難易度のライブはオマケであるので極めたい人はそちらで。というかアイテム大事。難易度がめっちゃ下がるぜ。
けっこうギリギリバランスで進んだりもするけどアイテムブーストで超えられたりもしますし、慣れちゃうと簡単になるので、個人的には是非最初は試行錯誤してもらいたいです。
なんかDLCいっぱい出てるんですけど………
なんか出てますよね、DLC…いろいろ……。個人的には特に追加で買う必要はありませんが、担当のメールアドレスくらいは買っておいてもいいかもしれません。1000円ぶんくらいだとちょうどいい。全部買うとね…めっちゃメールくるんで、逆にオススメできなかったりする。
あとは楓さんなどが出てくる追加DLCはオススメですが、一方でこれ一度クリアした後じゃないと遊びづらいので(そんなんやってる暇がない)、クリアしたタイミングで買っておけばいいと思います。お金が気になる人は、ときたまやってるセールに合わせて買うといいと思います。
そもそもDLCなくてもボリュームめちゃくそあるのでボリューム不足になるかも?みたいな理由で買う必要は一切ありませんぜ。
難易度高くてやべーって思ってる人はマニーを買うといいと思います。ちょっと露骨だけど、ブーストアイテムめちゃくちゃ強いので(最後に使ったらめっちゃ楽になってしまった)
個人的には一気にやりきる、という遊び方をせずにのんびりスターリットを遊ぼうと思ってるので、DLCだけ買っておいて2カ年計画くらいで遊ぼうと思ってます。これやりきったら次出るか分からないからな。
おもしろいの?
おもしろいですよ!少なくともゲーム投げがちな私が90時間くらい遊んでるのです。ハマるひとにはめっちゃハマるタイプのゲームってのはありますが、あれよりはもうちょっと万人向けに仕上がっていると思います。
めっちゃボリュームあるアイマスとか「プロデュース」をしたいPはこれを買うべき。古き良きSPやあの頃の感覚を感じることで「アイマスって本当はこういうゲームだったんだ」と言うことを感じてほしいところ。
OuterWildsやDEATH STRANDING、ノーマンズスカイほどとがったゲームではないので、そいつらよりはオススメですが、それでも相性はあるので、興味がある人はセールのときに試しに買ってみてください。安いときなら20連くらいで買えるだろうし、20連くらいだったらドブに捨てたと思って買ってみてもいいのでは?
おわりに
とにもかくにも、発表自体は2019年に行われていたわけで、開発にも数年かかった超大作…といってもいいくらいのゲーム。正直ソシャゲ全盛期、音ゲー全盛期のこの時代に家庭用新作なんて出るとは思っていなかったですよ……。
それもOFAの再来かのようなシステムときたら、SPからアイマスにふれた私としてはやらない選択肢がなかった。
正直なところ「765ASの家庭用新作」に「他プロダクションのメンバー」が出ることに若干の戸惑いがあったのは事実なのだけど(MA4のドラマCDとかもそうだった)、でもそんなことよりも「家庭用新作」が出ることのほうがよっぽど大事だったんですよ。
出てきたゲームがよかった、というのもありますよね。
このシステムでやってほしいなと思うところですが、たとえそれが叶ったとしても次出るの数年後やろな…ということを考えると、大事に遊びたいゲームですね。
(そういえば家庭用新作は「これが最後」ではないとそれらしいことが言われているのだけど、次もでるのかな?)