ミリオンライブ8th楽しかったけどの一番最後の曲にちょっぴりお気持ちがある話

こっそり上げて、こっそり見てもらうやつ。特にアナウンス…はあんまりしたくないな、なんかネガティブ野郎って言われるのもライブにケチつけるなって言われるのもイヤだしな(これ書いてるのはDay1当日)。でも、楽しかったよ。86点くらいだったよ。最後のなかったら95点くらいだったよ。

ライブがあったんですよ、楽しかったんすよ。

https://idolmaster-official.jp/news/01_3412.html

今回ミリオンライブ!のライブがありまして。私は状況を鑑みて最終的には配信にしました。テレビも新調したしね…。

上記のURLにセットライブの記載がありますが、周年ライブとしてはなかなか攻めたセットリストで、これはこれで意表を突かれて大変興味深かったところです。ただミリオンについては紬さん単推しみたいなところがあるのでこういうやり方でいきなり紬さん来てしまうと見るものがちょっとなくなってしまった感も若干否めないのですが。

ミリオンは元気な曲や盛り上がりのある曲が多いので、そういう意味でもライブ映えするものが多いなーという印象でした。シンデレラだとなかなかこうはいかないからね。いい曲も多かったです。そういう意味では楽しかった。

でもね。

最後の曲だけちょっと古傷をえぐられてしまった

上記URLにセットリストがあるので、何が歌われたかは分かっていると思いますが、「ラ♥ブ♥リ♥」だったんですよ。多分70%くらいの人は「あの曲よかったじゃん」と喜んだだろうし29%くらいの人は「あの曲をやってくれたんだ……感動!」と文脈に感動していたと思う。残り1%のわしみたいな人が「えっ………」みたいな気持ちで見ていたと思う(1%もいないかもしれない。だってわしと同じ気持ちを持つ人がこのライブ見るとはおもえないもんな)。

率直な気持ち、主観的な感想としては「歌ってほしくなかった」です。でも、今までもミリメンバーが歌わなかった訳ではないし、初演も済んでいるし、みんな喜ぶだろうし…と思うと「歌ってほしくないと公式に苦情を申し上げる」とまで行きませんし、そういうことは思っていないのです。でも、このくらいは吐き出させてほしい。そういう意味で「66点くらい」というビミョーな表現をしています。

古傷ってなんですか?を語る前に

でね、まず、なんでこういう気持ちになっているのかを説明すると、話は2009年まで遡ってしまいます。私がアイマスに初めて触れたのが2009年のSP。響ちゃんともそこで出会った訳ですがそれはおいといて。「SP設定の765プロ」というのが私にとっての初のアイマス設定ということだけ認識しておいてほしい(なので美希移籍については自分の中ではそこまでダメージはないんです、勝手なもんだぜ)。

(初めてのアイマスってやっぱり人それぞれで、今だとミリオンから入った人、シャイニーカラーズから入った人、スターリットから来た人もいるかもしれない。そういう意味ではみんなの思い描くアイマスなんて統一的な概念として作れるはずがない。だから、私は他の人を「間違っている」なんて言うつもりはないのです)

そんな中でミリオンライブ!が発表されました。今はともかく当時の認識としては「誰それ?」みたいな感じ。社長から「新しいアイドルだ、プロデュースしてくれたまえ!」って言われても宇宙猫飛ぶ状態。そして、シンデレラガールズがまがりなりにも「765プロとは異なる存在」として設定されているのに比べて、ミリオンライブは(当時は)「765ASと同じ立ち位置でのアイドル」として増えたわけです。

好きなものの設定が「勝手に変わって」しまった。ミリオンで急に知らんアイドル50人くらい増えて「さあ、私たちミリオンスターズです!」っていきなり言われても困るじゃろ?みたいな(こまんないし、いいし、と思ってる人はすいません認識だけしといてください)。

(公平を期すために言うと、シンデレラガールズと765ASのつながりが切れるまでは(具体的には招待Rが765ASじゃなくなるまで)、相当なネガティブな気持ちを持っていましたよ)

同じ765プロですって言われてもさぁ

そんな急によく知らないアイドルを、今までの765AS組を見てた俺たちにさぁ「同じ765プロだから問題ない、何がおかしいんですか?(これは古参にも言われたこと)」っていわれましても、って思うやね。

いくらキャラクターが魅力的でも、いくら中の人が頑張っていたとしても、むしろ「頑張っているからこそ」「応援することで」好きなものが変わってしまうというのはとても辛いものです。もちろん、その変化が良い、という人のことを否定するつもりはないですし、この流れを止めたいとも思ってません。こんだけ経ったしね、諦めましたし、受け入れてる部分もある。

(余談ですが、劇場版アイマスでミリオン組が出る聞いて「お気持ち」発露した人はそれなりにいたと思います。すべてがすべて賞賛ではなかった。自分もそうだし、そう思ってる人も何人かいたし、それでやめちゃった人も知っている。それだけ「大事」なことだったんです、当人たちにとっては)

要するに2つのパラレルワールドがあるんです

スターリットでちょっと曖昧になってしまったけれど、ミリオンのあるアイマス世界(A)と、ミリオンのないアイマス世界(B)があって、この(A)と(B)が併存していれば特に問題なかったんです。私たちもそれを望んでいた。

もちろん10年も経てば認識も変わり、諦めるところも出てくるので、感覚も変わっては来ますが。それでも、やっぱり(B)に属する曲は(A)の世界で歌ってしまわれたくはないし、逆もしかり。それだけ曲には文脈がくっついてしまっているんですよ。

越境されると困っちゃうわけ…(で済めばいい話なのだけど)

やっぱりアニバーサリーライブって特別なものじゃないですか

「合同ライブ」とかだったら気にならないんですよね。なんとなくそういう設定があるからって思える。でも、そうでない今回みたいなアニバーサリーライブで歌われると「えっ」みたいな戸惑いがある。

たとえば、ミリオンライブ!のアニバーサリーライブでいきなりシンデレラの曲脈絡もなく歌われたら「えっ」ってなりませんか?少なくとも「ただ歌っただけ」とはならないでしょ。でもスターリットシーズンのライブがあったとしてそこで歌われても「おっ」となると思う。そこにはその曲をやる理由、文脈が存在するからです。

ミリオンライブ!では過去に数回このような例があります。やっぱりそこには意味を感じてしまう「ただの歌」なんてことにはならないわけですよ。「先輩の歌を歌う」みたいなやつね。

で、古傷ってなんなん?

未だに許してない古傷、それがミリオン3rdの名古屋公演のカバー「99 Nights」です。これはOFA、つまり765ASの世界観での曲として最初にリリースされ、初演がミリオンで行われました。ちょうど相性が悪い時期でもあったため、聞いたときに相当唖然とした認識あります。

「何の問題もないじゃん」と思われる方もおるかと思いますが、理由は上記に述べたとおりです。初演じゃないなら「まだ」よかったけれども。それがファンによる要望だろうが何だろうが、そんなことは知ったことではないのです。

「自分が応援している世界、親しんだ世界が勝手に壊されてしまう」と言うことについて何も思わないんであれば意見が合いません。

でもこういう人がいることくらいは心のどこかにしまっておいてほしい。多分アイマス・ミリオン以外で同じように思うこと、あると思いますよ。

今回どうだったの?

私はライブそのものは1st、5th、6th、7th、今回と「いずれかは」見ています。そのうちカバーがあったのは1stと6th。1stはまだ受け入れられた、でも6thの最初のセットリスト聞いて相当複雑な気持ちになりました。俺6th行くんやぞ。

でも、このときは「ああ、やるんだろうな…」という心構えができていたのでまだよかったです。やるだろうな、と確信がある場合は受け入れ体制がある。

今回「そうかもしれないな」という気持ちはあったけど本当に来るという確信はなかったので(最後の曲だけだったし)ちょっと油断していた部分があります。それであの最後です。もし私が参加するのがDay2のほうでDay1のセットリストを聞いた上であれば上記のような「受け入れ体制」ができていたのでだいぶ気持ちも変わってきたと思います。

(今回のテーマと違うのでやらなかったと思いますが、もしスターリットの歌とかいきなり歌われたらこんな「おきもち」くらいでは済まなかったと思います。でも「スターリットの曲をやっても問題はない」のですよね。ミリオンの子が出ているし。でもさーそういうことじゃなくね?)

おまえただのミリオンアンチだろこっち来んな

そう言われてもしょーがないのかもしれないな。シアターデイズが始まるまで、紬さんが来るまでは割とそういう立ち位置だったかもしれない。シアターデイズではgree版と違い明確に765ASのメンバーが「先輩」として表現されています。少なくとも「違うカテゴリ」という描かれ方をされているので、まだ受け入れることができた。

あとはまぁ紬さんカワイイよね。曲も好きだし。和風キャラ好きなんすよ。スターリットでもちゃんと個別のコミュを解放しています。翼ちゃんもカワイイよね。

曲調としてはやっぱりコロムビア系の民だったのでそっちのほうがしっくりくることも多いのですが、ミリオンの力強く明確な曲調、盛り上がれる曲調はやっぱり良いなと思う。両方混ざってるとメリハリが効いてていいのでMOIWはまたやってほしい。

イベントはしってねーだろガチャ回していねえだろ、については「知るかボケ」とお返しします。それいうならスターリットやれよ楽しいぞ。

おわりに

このくらい書く権利はあってもいいじゃん。みんなが様々な曲やセットリストに「意味」を見いだしてポジティブに盛り上がるのが許されるのだとしたら、これが許されない理由はないと思うんだよ。このくらい言わせてくれよー。