Z30をオススメする話

Z30で撮った波。連射の一部ですが、屋外でこの明るさくらいならフルサイズいらない。

Z30というカメラを買いました

でるでる言われてなかなか出なかったZ30を買いました。ウワサだけはあって、EVFのないタイプであるということを言われており、出たら買おうかなあ…とずっと待っていたカメラです。Z6あるのにわざわざこれを購入したのはちゃんとした理由がありました。

「とにかく軽めのZマウントがほしかった」と言うことに尽きます。

エビのひとはニコンをずっと使っているんですが、Z6を購入してからとにかくレンズが増えるようになりました。だってくっきり写るんだもん。そして、おかげさまで撮影のお声かけをいただくこともまだまだあります(本当にありがたい…)。そんななかで前々から「Z6が壊れたらどうしよ…」というのがありました。実際は2年3年使っていてちっともそんなことはないものの、0.500%くらいはないとはいえません。

なので、サブカメラをずっと探していたのですが(一時期はα7Sを使っていた事もあった)、やっぱり撮影としてはそれなりの一貫性を求めたいな……ということで、追加しました。レンズキットもありましたが、幸いにしていろいろレンズもあるので、ボディのみ。もふもふとSDカードついて9万円以下だったのは概ね予算の範囲内でした。

Z30のおおまかな感想

既にツイッターであれこれツイートしまくっているんですが、とにもかくにも自分の用途にぴったりで、「買って良かった」と断言できるものでした。持ちやすいグリップに使いやすいインターフェース、鞄に入るすっきりとしたカタチ。(相対的に)軽い上に、Zマウントのレンズが使える(超重要)というのはサブカメラにぴったりです。悪いこと言わないので、フルサイズのZシリーズ持ってる人は持っとくとめっちゃ便利です。

Z30はどんなカメラなの?

Z30は一言で言うと「EVFのないZ50」ということで、いちおうVLog用のカメラとしてニコンは売ろうとしていますし、そうした機能もたくさんあるんだけど個人的にはスナップショット用カメラとして抜群のデキだと思ってます。

Z30の良いところ:軽い・小さい

…といってももともとマウント径(レンズの直径)が長いカメラなので限界はあるんですが(他のメーカーはもっと小さいのあります)。それでもZマウントとして考えるととても軽いです。400gくらいなので、小さめのレンズと合わせるとかなり軽いです(他のメーカーでは(以下略))。とはいえ、メイン機がZ6なんでレンズを気軽に使い回せるのは大変に魅力的です。

Z30の良いところ:グリップめちゃ持ちやすい

もともとニコンのカメラって持ちやすいグリップがついているんですけど(形もそうだけど表面が適度にしっとりしてて滑らないのがめちゃくちゃ効いてると思う)、Z30にもそれはしっかりしたグリップが付いています。グリップ部分をぶらぶらさせて持ち歩けるカメラってそうそうないんですよね(α7でやろうとすると多分落っことす)。でも、このグリップがすっごく使いやすいのです。これはもう持ってみないと分からないところ。

とにかく「使いやすい」かなと思います。いろんなものの動きなどがしっくりくる…のは自分がニコンのカメラ使ってからかもしれないのですが、操作しやすいし全部ボタンのデザインがちょこっとずつ違うのも目で見なくてもある程度は把握できるという意味でよいですね。

Z30の良いところ:写りが良い

これ良い意味でびっくりしたんですけど、大変に写りが良いカメラなのです。正直好条件ならZ6いらないや…見分け付かないや…とか思っちゃいました。もちろん暗所とかちょっと条件悪目のところではZ6のほうが良かったりするわけですけど、屋外とかストロボで光回ってる場合とかはシャープかつ発色の良いZマウント!という写真を撮ることができます。

冒頭の波とか、これZ30で撮ったものですが、こんなにきれいに撮れるとは正直思ってなかったです。しかも連射の一部ですからね。残念ながら暗所とかは厳しいところありますけど、まぁこんだけ撮れてればこれメインでもいいのでは?と思ってしまう。ボディよりレンズのほうの味が出てる気がする。Zマウントはカバーガラスとかそうしたセンサーの前のよけいなものを可能な限り薄くしてるそうですが、それもあるのかも。

Z30切り出し。ちょっとだけ縮小していますが、くっきりはっきり。

Zマウントの写りが好みでいろいろレンズを増やしてるエビのひとですが、Z30で撮ってもZ6で撮ったような絵が出るのでサブカメラとしては大変にありがたいんですよね。同じようなテイストで写るので両方併用してという方式で撮ることができるのです。Z30に高倍率ズームつけてサブにまわすのがいいですね。

 これはちょっと暗めだったけど…でもいい感じに写ってますよね。

Z30のいいところ:USBTypeCであること

Z50はMicroUSBだったんですよね…。今回Z30はZfcやZ6ほかと同じくTypeCになりました。これがすこぶる便利。うちの環境はほぼ電源がTypeCなのでモバイルバッテリーだのの取り回しがとてもしやすい。ミラーレスはバッテリーがあまり持たないですが、Z6を使いながらZ30を充電したり、給電しながら使えたり、とても便利に使えています。

Z30のいまひとつなところ

Z30のいまひとつなところ:オートフォーカスが合わない

これはもうちょっと残念…かなといったところです。暗所とか黒いところはだいぶ苦手です。Z6よりも弱いかも。認識さえしてくれればいくぶんマシになるのですが、ちょっとこれはつらいかなーというのが本音です。まったく使えないほどではないですけど、オートフォーカスを「うまく使ってあげる」姿勢が必要になるのはマイナスポイント。

動画はどうなの?

…というほど動画を撮っていませんが…。ただ2hは撮れたことがないですね。もともと仕様上ちゃんと冷やさないと無理らしいですが、そもそも。

終わりに

もともと自分に合ったものだと…というのを知ってて買ったのでそりゃ使い勝手という意味では自分の点が高くなるよね、とは思うのですが、それでも想像以上に使いやすいスチルカメラです。EVFがないぶん不便な時もありますが、なんだかんだいってファインダー見ないで撮ることもだいぶ増えましたし、何よりそのおかげでだいぶスッキリした形になっているのは魅力的。

いざというときの動画用カメラとしても使えるので(4K60pとれたらいいんだけどねえ)おでかけカメラには丁度いい感じです。ライブ行くときとか「そこまで荷物持てないとき」に持っていけるカメラですし、普段から持ち歩いてます。

ほかのZマウント(特にフルサイズ機)持ってる人は買って損することはないと思います。メインカメラを食わないレベルの絶妙な立ち位置のカメラです。Z50ほど仰々しいのはいらないけどコンデジや他社用のはちょと…みたいな時に使えるカメラです。

サブカメラだけじゃなくて、Zマウント入門用にもぴったり。本音を言えばとてもデキの良いEVFのあるZfcとかZ50も見てもらいたいところですが、この安さと取り回しの良さは大変に魅力的なので、最初にZ30というのもとてもいい選択肢だと思います。ぜひ、選択肢に入れてもらえると嬉しいかなぁ。Zマウント、良いカメラです。

スターリットシーズンを紹介する話

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あんきら、カワイイですよね

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あんずちゃんのこんなカワイイ具合、なかなか見られるもんじゃねえぜ

スターリットシーズン、みんなやってますか?……みんな……やってないよな。売り上げとか見る限り、とてもじゃないがアイマスPの大半がやってるような感じは皆無。

ダウンロード版込みで80,000本は売れてる(PS4版のみ)ようで、これはこれで「成功」くらいにはなってると思いつつ、もうちょっと売れていいゲームじゃない?とは思ってしまう。

とはいえ、サービス終了とかないわけだから、末永く売れてくれればいいかなといったところ。別に急いでやってもやらなくても、好きなときにやれば良いのが買い切りゲームの良いところ。

そんなスターリットシーズンをオススメするエントリです。

スターリットシーズンを買ったほうがいい人

SPとかアイマス2から入ったりしたP

いや、もう言われなくてもこのゲームやってるような気がしますな。俺たちのアイマスが帰ってきたんだもんな。家庭用なんてもう出ないと思ってたよ。

765ASのPやってるひと、あるいはスターリットシーズンのルミナスプロジェクト参加アイドルとして選ばれている29名のうちに担当がいるひと。

絶対にやれ、とにかくやれ、重めのゲームだけどやれ。

コミュがとにかく多い。メインストーリー+個別コミュがあり、これの物量がめちゃくちゃ多いため、デレステとかミリシタのコミュで満足してちゃもったいない、というレベルで担当のかわいさを満喫できます。

単純に絵もカワイイので、見ててニヤニヤしています。もうね、どのアイドルもかわいいんすよ。

あとね、あんきらPはやれ。めっちゃあんきらイチャイチャしてるから。ニヤニヤがとまらねえぜ。あんきらPはスターリットシーズン買っていただいて、ぜひ「あんきらの誕生日」までゲームを進めてほしいです。あれ見たときちょっと泣いたよね。

アイマスならではの「プロデュース」を感じたいひと。

正直なところ、モバマスデレステを含めた音ゲーやらソシャゲーで「プロデュースお願いします!」って言われてもピンとこないんですよ。ぽちぽち押してるだけじゃねーか、音ゲーやってるだけじゃねーかよ、プロデュースってそういうもんなの?という思いはありました(そういう意味でシャニはえらい)。

アトリエシリーズの調合システムはホント毎回変わりますし、信長の野望なんて毎回ガラっと変えてきますが、そこにちゃんと「ゲームで○○を表現したい」という姿勢があるんですよ。そういうのを感じたいと思ったあなたはスターリットシーズンをやるべき。

(プラチナスターズ、ステラステージの『評判』の悪さはここに起因していたと思ってます。別にそれぞれのゲームが『悪い』わけではなかったけれど、でもそうじゃあないんだよな、俺たちのやりたかったのはああいうんじゃないんだ、みたいな感覚がみんなあったんじゃないかなぁと思います。あとパッドで音ゲーやっぱツライっすよ)

令和の時代にめっちゃ濃口のゲームをやりたいひと。

後述しますが、スターリットシーズンはとにかくボリュームがめちゃくちゃあります。また、ゲーム的にアイマス2やSPみたいに「何周もするゲーム」ではないので(でも1周では終わらない)とにかく長い!ゲームのテンポも遅いのでとにかく長く感じます(いい意味でも悪い意味でも)。逆に、こういうゲームを求めている奴は絶対にやるべきだ。

このエントリー書いてる時点で確実に100時間くらい遊んでるはずですがまだ全要素解放してないもんね!!!めどはついてるけどね!

スターリットシーズンをやらないほうがいい人

軽いゲームをやりたい人

スターリットシーズン、とにかくゲームが重い(内容的に)、ちゃんと進めようとすると1時間は必要で、そのくせちゃんとコミュ見てても、見てなくてもちっとも進まない。まさにその体験がスターリットを体現してるので、やんないわけにもいかないので、最初から手を出さない方がよいかと思います。ゲームやんないと衣装も曲も増えないしね…。

1ターンが重いということは、そんだけ考えて進めないといけないということで、ゲームの進行速度もあんまり速くならないんですよ。ゴーストオブツシマとかとも平行して遊んでましたが、スターリットで2ターン進める間にツシマだとだいぶ話が進むもんな。

音ゲー苦手な人

スターリットシーズンは音ゲーではありませんが、テンポ良くボタンを押さないといけないことは確か。そして、救済措置はあるけど限界もあるため、そのあたりが苦手な人はオススメできないかな…。そのあたりはアクションゲームの練習に近いところがあります。

スターリットシーズンってどんなゲームなの?

1ヶ月ごとに達成条件があり、1日1ターン(土日は行動できないので実質20ターンくらい)で達成条件を満たすために29名のアイドルのVoDaViパラメータとかを上げたりファンを増やしたりコミュでスキル開放していく、そんなゲームです。

感覚的にはシャイニーカラーズみたいなやつ、って言うのが近いのかな。ただ、シャイニーカラーズに比べるとゲームテンポが10倍くらい遅く、1行動あたりが重いので(1ターン10分くらい)、割と考えてあれこれする必要があるゲームです。

クリアにどのくらいかかるの?

これは人それぞれなんですが、私のクリア時間が多分70〜80時間でした。ただ、そこからさらに2周目解放要素(あります)やDLCを遊んでいます。結構長い。ここは人によっていて、早い人はもっと早い。でもこのゲームはあんまり早くクリアして…みたいなゲームじゃないよなと思います。なんせ次いつ出るか分からないもんな。

このゲーム難しいんですけど…。

無駄なターン消費ができない、ライブシーンが練習しないと難しい、みたいなのはあります。攻略見れば多分めちゃくちゃ楽、なしでやるとターンの無駄が発生するため難易度がかなり上がります。

多分、ノーヒントでやると4月5月が超えられない。そして、リトライ時の下駄はコミュ1回だけ増やせるぞアイテムという突き放し具合…。つまり、公式は「コミュでパフェ取り切れ」という前提で難易度調整しておるわけです。

なので、パフェとれんかったらリロード、ちょっとズルいけどオススメです。というかこれやってもムズかった…。この部分はスターリットのバージョンアップとしてパラメータ引き継ぎくらいはしてほしかったなぁと思うところ。

ライブシーンはめっちゃ練習してください。リトライ楽なので、クリア確定できるライブで練習するのがオススメ。最低限からだが覚えてるレベルにしないとアピールとかできません…。

逆にシステムをしっかり理解して(ユニゾンチャージとかスキルはしっかりと取得すべし)、アイテムブーストすれば難易度はかなり下がります。エンドコンテンツ的なクソ難易度のライブはオマケであるので極めたい人はそちらで。というかアイテム大事。難易度がめっちゃ下がるぜ。

けっこうギリギリバランスで進んだりもするけどアイテムブーストで超えられたりもしますし、慣れちゃうと簡単になるので、個人的には是非最初は試行錯誤してもらいたいです。

なんかDLCいっぱい出てるんですけど………

なんか出てますよね、DLC…いろいろ……。個人的には特に追加で買う必要はありませんが、担当のメールアドレスくらいは買っておいてもいいかもしれません。1000円ぶんくらいだとちょうどいい。全部買うとね…めっちゃメールくるんで、逆にオススメできなかったりする。

あとは楓さんなどが出てくる追加DLCはオススメですが、一方でこれ一度クリアした後じゃないと遊びづらいので(そんなんやってる暇がない)、クリアしたタイミングで買っておけばいいと思います。お金が気になる人は、ときたまやってるセールに合わせて買うといいと思います。

そもそもDLCなくてもボリュームめちゃくそあるのでボリューム不足になるかも?みたいな理由で買う必要は一切ありませんぜ。

難易度高くてやべーって思ってる人はマニーを買うといいと思います。ちょっと露骨だけど、ブーストアイテムめちゃくちゃ強いので(最後に使ったらめっちゃ楽になってしまった)

個人的には一気にやりきる、という遊び方をせずにのんびりスターリットを遊ぼうと思ってるので、DLCだけ買っておいて2カ年計画くらいで遊ぼうと思ってます。これやりきったら次出るか分からないからな。

おもしろいの?

おもしろいですよ!少なくともゲーム投げがちな私が90時間くらい遊んでるのです。ハマるひとにはめっちゃハマるタイプのゲームってのはありますが、あれよりはもうちょっと万人向けに仕上がっていると思います。

めっちゃボリュームあるアイマスとか「プロデュース」をしたいPはこれを買うべき。古き良きSPやあの頃の感覚を感じることで「アイマスって本当はこういうゲームだったんだ」と言うことを感じてほしいところ。

OuterWildsやDEATH STRANDING、ノーマンズスカイほどとがったゲームではないので、そいつらよりはオススメですが、それでも相性はあるので、興味がある人はセールのときに試しに買ってみてください。安いときなら20連くらいで買えるだろうし、20連くらいだったらドブに捨てたと思って買ってみてもいいのでは?

おわりに

とにもかくにも、発表自体は2019年に行われていたわけで、開発にも数年かかった超大作…といってもいいくらいのゲーム。正直ソシャゲ全盛期、音ゲー全盛期のこの時代に家庭用新作なんて出るとは思っていなかったですよ……。

それもOFAの再来かのようなシステムときたら、SPからアイマスにふれた私としてはやらない選択肢がなかった。

正直なところ「765ASの家庭用新作」に「他プロダクションのメンバー」が出ることに若干の戸惑いがあったのは事実なのだけど(MA4のドラマCDとかもそうだった)、でもそんなことよりも「家庭用新作」が出ることのほうがよっぽど大事だったんですよ。
出てきたゲームがよかった、というのもありますよね。

このシステムでやってほしいなと思うところですが、たとえそれが叶ったとしても次出るの数年後やろな…ということを考えると、大事に遊びたいゲームですね。

(そういえば家庭用新作は「これが最後」ではないとそれらしいことが言われているのだけど、次もでるのかな?)

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かわいいぜ

 

ミリオンライブ8th楽しかったけどの一番最後の曲にちょっぴりお気持ちがある話

こっそり上げて、こっそり見てもらうやつ。特にアナウンス…はあんまりしたくないな、なんかネガティブ野郎って言われるのもライブにケチつけるなって言われるのもイヤだしな(これ書いてるのはDay1当日)。でも、楽しかったよ。86点くらいだったよ。最後のなかったら95点くらいだったよ。

ライブがあったんですよ、楽しかったんすよ。

https://idolmaster-official.jp/news/01_3412.html

今回ミリオンライブ!のライブがありまして。私は状況を鑑みて最終的には配信にしました。テレビも新調したしね…。

上記のURLにセットライブの記載がありますが、周年ライブとしてはなかなか攻めたセットリストで、これはこれで意表を突かれて大変興味深かったところです。ただミリオンについては紬さん単推しみたいなところがあるのでこういうやり方でいきなり紬さん来てしまうと見るものがちょっとなくなってしまった感も若干否めないのですが。

ミリオンは元気な曲や盛り上がりのある曲が多いので、そういう意味でもライブ映えするものが多いなーという印象でした。シンデレラだとなかなかこうはいかないからね。いい曲も多かったです。そういう意味では楽しかった。

でもね。

最後の曲だけちょっと古傷をえぐられてしまった

上記URLにセットリストがあるので、何が歌われたかは分かっていると思いますが、「ラ♥ブ♥リ♥」だったんですよ。多分70%くらいの人は「あの曲よかったじゃん」と喜んだだろうし29%くらいの人は「あの曲をやってくれたんだ……感動!」と文脈に感動していたと思う。残り1%のわしみたいな人が「えっ………」みたいな気持ちで見ていたと思う(1%もいないかもしれない。だってわしと同じ気持ちを持つ人がこのライブ見るとはおもえないもんな)。

率直な気持ち、主観的な感想としては「歌ってほしくなかった」です。でも、今までもミリメンバーが歌わなかった訳ではないし、初演も済んでいるし、みんな喜ぶだろうし…と思うと「歌ってほしくないと公式に苦情を申し上げる」とまで行きませんし、そういうことは思っていないのです。でも、このくらいは吐き出させてほしい。そういう意味で「66点くらい」というビミョーな表現をしています。

古傷ってなんですか?を語る前に

でね、まず、なんでこういう気持ちになっているのかを説明すると、話は2009年まで遡ってしまいます。私がアイマスに初めて触れたのが2009年のSP。響ちゃんともそこで出会った訳ですがそれはおいといて。「SP設定の765プロ」というのが私にとっての初のアイマス設定ということだけ認識しておいてほしい(なので美希移籍については自分の中ではそこまでダメージはないんです、勝手なもんだぜ)。

(初めてのアイマスってやっぱり人それぞれで、今だとミリオンから入った人、シャイニーカラーズから入った人、スターリットから来た人もいるかもしれない。そういう意味ではみんなの思い描くアイマスなんて統一的な概念として作れるはずがない。だから、私は他の人を「間違っている」なんて言うつもりはないのです)

そんな中でミリオンライブ!が発表されました。今はともかく当時の認識としては「誰それ?」みたいな感じ。社長から「新しいアイドルだ、プロデュースしてくれたまえ!」って言われても宇宙猫飛ぶ状態。そして、シンデレラガールズがまがりなりにも「765プロとは異なる存在」として設定されているのに比べて、ミリオンライブは(当時は)「765ASと同じ立ち位置でのアイドル」として増えたわけです。

好きなものの設定が「勝手に変わって」しまった。ミリオンで急に知らんアイドル50人くらい増えて「さあ、私たちミリオンスターズです!」っていきなり言われても困るじゃろ?みたいな(こまんないし、いいし、と思ってる人はすいません認識だけしといてください)。

(公平を期すために言うと、シンデレラガールズと765ASのつながりが切れるまでは(具体的には招待Rが765ASじゃなくなるまで)、相当なネガティブな気持ちを持っていましたよ)

同じ765プロですって言われてもさぁ

そんな急によく知らないアイドルを、今までの765AS組を見てた俺たちにさぁ「同じ765プロだから問題ない、何がおかしいんですか?(これは古参にも言われたこと)」っていわれましても、って思うやね。

いくらキャラクターが魅力的でも、いくら中の人が頑張っていたとしても、むしろ「頑張っているからこそ」「応援することで」好きなものが変わってしまうというのはとても辛いものです。もちろん、その変化が良い、という人のことを否定するつもりはないですし、この流れを止めたいとも思ってません。こんだけ経ったしね、諦めましたし、受け入れてる部分もある。

(余談ですが、劇場版アイマスでミリオン組が出る聞いて「お気持ち」発露した人はそれなりにいたと思います。すべてがすべて賞賛ではなかった。自分もそうだし、そう思ってる人も何人かいたし、それでやめちゃった人も知っている。それだけ「大事」なことだったんです、当人たちにとっては)

要するに2つのパラレルワールドがあるんです

スターリットでちょっと曖昧になってしまったけれど、ミリオンのあるアイマス世界(A)と、ミリオンのないアイマス世界(B)があって、この(A)と(B)が併存していれば特に問題なかったんです。私たちもそれを望んでいた。

もちろん10年も経てば認識も変わり、諦めるところも出てくるので、感覚も変わっては来ますが。それでも、やっぱり(B)に属する曲は(A)の世界で歌ってしまわれたくはないし、逆もしかり。それだけ曲には文脈がくっついてしまっているんですよ。

越境されると困っちゃうわけ…(で済めばいい話なのだけど)

やっぱりアニバーサリーライブって特別なものじゃないですか

「合同ライブ」とかだったら気にならないんですよね。なんとなくそういう設定があるからって思える。でも、そうでない今回みたいなアニバーサリーライブで歌われると「えっ」みたいな戸惑いがある。

たとえば、ミリオンライブ!のアニバーサリーライブでいきなりシンデレラの曲脈絡もなく歌われたら「えっ」ってなりませんか?少なくとも「ただ歌っただけ」とはならないでしょ。でもスターリットシーズンのライブがあったとしてそこで歌われても「おっ」となると思う。そこにはその曲をやる理由、文脈が存在するからです。

ミリオンライブ!では過去に数回このような例があります。やっぱりそこには意味を感じてしまう「ただの歌」なんてことにはならないわけですよ。「先輩の歌を歌う」みたいなやつね。

で、古傷ってなんなん?

未だに許してない古傷、それがミリオン3rdの名古屋公演のカバー「99 Nights」です。これはOFA、つまり765ASの世界観での曲として最初にリリースされ、初演がミリオンで行われました。ちょうど相性が悪い時期でもあったため、聞いたときに相当唖然とした認識あります。

「何の問題もないじゃん」と思われる方もおるかと思いますが、理由は上記に述べたとおりです。初演じゃないなら「まだ」よかったけれども。それがファンによる要望だろうが何だろうが、そんなことは知ったことではないのです。

「自分が応援している世界、親しんだ世界が勝手に壊されてしまう」と言うことについて何も思わないんであれば意見が合いません。

でもこういう人がいることくらいは心のどこかにしまっておいてほしい。多分アイマス・ミリオン以外で同じように思うこと、あると思いますよ。

今回どうだったの?

私はライブそのものは1st、5th、6th、7th、今回と「いずれかは」見ています。そのうちカバーがあったのは1stと6th。1stはまだ受け入れられた、でも6thの最初のセットリスト聞いて相当複雑な気持ちになりました。俺6th行くんやぞ。

でも、このときは「ああ、やるんだろうな…」という心構えができていたのでまだよかったです。やるだろうな、と確信がある場合は受け入れ体制がある。

今回「そうかもしれないな」という気持ちはあったけど本当に来るという確信はなかったので(最後の曲だけだったし)ちょっと油断していた部分があります。それであの最後です。もし私が参加するのがDay2のほうでDay1のセットリストを聞いた上であれば上記のような「受け入れ体制」ができていたのでだいぶ気持ちも変わってきたと思います。

(今回のテーマと違うのでやらなかったと思いますが、もしスターリットの歌とかいきなり歌われたらこんな「おきもち」くらいでは済まなかったと思います。でも「スターリットの曲をやっても問題はない」のですよね。ミリオンの子が出ているし。でもさーそういうことじゃなくね?)

おまえただのミリオンアンチだろこっち来んな

そう言われてもしょーがないのかもしれないな。シアターデイズが始まるまで、紬さんが来るまでは割とそういう立ち位置だったかもしれない。シアターデイズではgree版と違い明確に765ASのメンバーが「先輩」として表現されています。少なくとも「違うカテゴリ」という描かれ方をされているので、まだ受け入れることができた。

あとはまぁ紬さんカワイイよね。曲も好きだし。和風キャラ好きなんすよ。スターリットでもちゃんと個別のコミュを解放しています。翼ちゃんもカワイイよね。

曲調としてはやっぱりコロムビア系の民だったのでそっちのほうがしっくりくることも多いのですが、ミリオンの力強く明確な曲調、盛り上がれる曲調はやっぱり良いなと思う。両方混ざってるとメリハリが効いてていいのでMOIWはまたやってほしい。

イベントはしってねーだろガチャ回していねえだろ、については「知るかボケ」とお返しします。それいうならスターリットやれよ楽しいぞ。

おわりに

このくらい書く権利はあってもいいじゃん。みんなが様々な曲やセットリストに「意味」を見いだしてポジティブに盛り上がるのが許されるのだとしたら、これが許されない理由はないと思うんだよ。このくらい言わせてくれよー。

某Vtuberのカバーについて大変お気持ちがある話

※このエントリーについては中立的に書いていません。別にVtuberが嫌いって訳でもないですが、でもなんかこう「全く問題ないだろアイマスP頭おかしいな」と言われるのも納得いかないのでチラシの裏的にまとめたものです※

 

いや、あんまりこういう話書きたくなかったんだけどさ…というやつ。

もともとはM@GIC☆をカバーしたという話でして。

https://www.youtube.com/watch?v=g3j7rFc6HYA

 

カバー曲を歌うことに法的な問題はないのか?

YoutubeJASRAC包括契約をしており、該当曲については信託されていることを考えると、オケも「自分が演奏した」という理屈であり「宣伝目的ではない」ということを考えると問題ないということになります。宣伝目的(PR・啓蒙)はダメですが、今回の動画についてそれを主張するのは難しいような気がする。商品の宣伝とかが該当する話なのかな?(Vtuberが自分のフィールドで歌ってみたを投稿して「宣伝目的じゃない」ってのは非常に微妙なラインだと思うけど、確かに「特定の企業・団体や商品、サービスを宣伝するもの」ではないので問題ないことになる。でも動画の中でなんか宣伝したら該当するんだろうか)

自分が演奏してないけど「使っていいよ」と言われた場合はいいらしい。ちょっと微妙な気もするけど。なので、「公式にお伺いを立てる必要」そのものはないはずです。

www.jasrac.or.jp

 

クリスタルナイトパーティ着るのはいいんですか?

これ、いいのかなぁ…ざっと調べた感じ、衣装そのものは著作物ではないような気がしますが、アニメの該当シーンをそのまま使うのはちょっと危うい印象。著作物に該当しちゃうんじゃない?でもこれについては断定はできない。倫理的にどうかというと絶対によかねえだろ、と思いますが、法的な話としてはよく分からないというのが実感。でも、やっぱりあんま良くないような気がするんだよな。でも法的な面では問題ないってことになるんじゃないかと思う。そもそも公式がこれについて訴えるとか多分ないだろうし。ところで別件で見た月ノ美兎さんの「アタシポンコツアンドロイド」どう見てもゲーム中のロゴ使われてるんですけどこれいいんですかね………?ちなみにそっちのカバーの動画にも動画中にアタシポンコツアンドロイドがカバーであることは示されていなかったんですが、Vtuberってそういうのがふつうなの?あとね、せっかくのロゴは変倍しないであげてください。←※追記:どうもこれは個別に作り直したらしい…って作り直せばいいってもんでもなくないですか?

 

アイマスP必死だなwwww文句言うなよ燃やすなよ

言うほど燃えてなくない?もし「お気持ち」を言うことが許されないんだと思ったらそりゃぁ大きな間違いですよ。「すばらしい!リスペクトあふれる!」は言っていいけど逆はダメです、とかそれは明らかにおかしいし、何より結構みんなdisってるやつあるじゃん?観測範囲ではそこまで「燃えてる」印象はない。M@GIC☆は特別な曲と「勝手に決めつける」というのは逆に「特別な曲ではない」と決めつけていると思いますよ。カバーそのものの権利関係でいえばそれを歌うなとは言えないけど、でもお気持ちを発露する自由は誰にでもあるし、みんな「いろいろな意見」を持っていますよ?みんなそれぞれ文脈を持ってるんですよ。「よかった」というひとだって、少なくとも4thアニバーサリーでコレ歌ったことが、ふつうの歌ってみたとイコールとは思わないでしょ?それ見て感動することは別に問題ないけれど、逆に「ふざけんな」って気持ちになる理由だってあるでしょ。

 

ライバー嫌いなだけだろおまえ?

まぁ好き嫌いで言えば「どっちでもいいけど、興味がないぶんあんま好きじゃない」です。キャラクターはカワイイとおもうけどね。ゲーム配信とかならいいかな?と思う。でも、どっちかというと力点は「公式がクソ」という方向性にあります。個人ですって言いながら商業レベルのコンテンツまいてるのホントひどいと思う。

 

公式から許可取ってるからいいじゃん

許可……取ってるのかなぁ。少なくとも明言はされていないはず。でも、これ「公式には聞いちゃいけない」たぐいのものだと思うんですよ(そういう意味で「黙認」だったという可能性はあるけど)。で、そもそも歌ってみたについてはYoutubeで自作音源を使っている以上そこに権利的な問題はないわけで、逆に許可は「すでに取られている」と解釈するべき。だからそういう意味での指摘は無意味だけど。逆に許可取ってたらオリジナルオケとか使わせてくれたんじゃない?と思うし公式からもアナウンスあると思うのですよ。公式にお伺いを立てた上で「あえて素人っぽさを出す」という意味ならわからんくもないですが、それも汚くね?というかいくらフリーとはいえ、オケ作った人に対してもご飯くらいおごってあげなよ。

超個人的にはなんで動画中にカバーであることの表記とオケをつかったひとを入れてないのかと思います。少なくとも非常に重要な要素でしょ。ミックスとか絵を描いた人を入れる余裕があるなら、十分尺あるんだからオケ作った人とか入れてあげようよ。

 

アイマスもカバーやってんじゃん

やってますけどそれが何か?今回の件について特に関係なくない?強いて言えば「法的にどうこう」って話には反論になるかもね。ただ、アイマスのカバーは筋は通していそうである。確認した訳じゃないけど。スジが通らなかった場合もたまにある(コネクトとか…あれなんだったんだろう?)

 

歌ってる人にはアイマス好きもいるじゃん、俺たちと一緒だよ

全然関係ないよね?「好きだから何してもよい」「好きな人がやっているから問題ない」とは言えないと思いますよ。ただ「あいつらに思い入れはない」という発言に対する反論にはなっていると思う。

 

個人企画だから問題ない、いいじゃないの?

今回一番もやもやというか有り体にいって不快感があるのはこいつです。1日で10万再生を超え、にじさんじ4thアニバーサリーとアピールしつつ、にじさんじ所属と書いておきながら、でもってフォロワーが数十万いるメンバーが複数名歌ってて「個人の企画です」はないだろうと思いますよ。実際ホントにそうだったとしても、そう捉えてもらうの無理だとおもうよ?たとえば声優さんが同じようなことした場合、少なくとも事務所は何らかの見解を出すはずです。逆にこれが個人企画だったとして、公式は何やってんの?って話になりますよ。おいしいところだけもらっていくつもりですか?

スジとしてはちゃんと許可取ってやるべきでしょ?そうしたらオリジナルの音源を使ったり、オリジナルから紹介してもらえたり(多分シャニとかのVtuberがあれこれやってるのはちゃんと話が通っているんだと思う)

私がにじさんじ公式に対してはっきり言って不快感を示しているのはその点です。少なくとも運営はなんなりのケアをするべきで、それをやらないのは滞納だし、結果的においしいところだけもらっていくのはクソとしかいいようがない。電撃オンラインに記事が載ったくらいの「公式性」はあると思いますよ?

法人・運営として関わりを持つなら、少なくとももうちょっとケアをするべきだったと思いますよ。少なくとも「歌」のほうは問題ないけど、クリスタルナイトパーティー着ていたりいかにも「シンデレラガールズ」みたいな演出については明確にクリアってわけじゃないでしょ。個人的にはアカンと思いますよ、少なくとも法人としては。

少なくともこれが完全な趣味、ボランティアベースなわけないんですよ。再生数が直結する時点で「商業とは関係ない」とは言えないし、それを抜きにしたって、Vtuberが自分のところで何らかの投稿をする行為が「商業的ではない」なんてことはあり得ないし、ましてやそこに「個人制作だから−」ってていでその辺のファンみたいなことすることについては大変な不快感があります。こんなん商業じゃあり得ないでしょ。

というか全く同じこと(ライバー歌唱曲をアイマス公式がこんな感じでカバーしたりMVつくったりした)やられたらちょっとはもやっときませんか?私はそう思っても責められないと思うよ。

 

あんた結局どう思ってるんですか?

公式ふざけんなって思っています。

 

そのほか

なんかさぁ、ゲームの「やってみた」とかがyoutubeに載ってる光景を見るとさ、わざわざゲーム会社に許可取ってルールの下に頑張って配信しているルームメイトがすごく切なくなるんですよ。ゲーム部分は無料会員でも見られるので是非みてみてください。ツッコミが超たのしいです。

ch.nicovideo.jp

追記:

本当に思うのは「おまえらどう見ても商業レベルだろ」ってひとたちが「個人制作です〜!」っていいはることなのですよ。影響力だってそんなレベルにとどまってはいない。そして、そういう状況を知っているくせにうまいこと逃げようとしている公式が一番ひどいと思ってます。責任については「個人だから関係ないです」っていいながら得られる果実についてはしっかりいただく、というその姿勢がね…。

追記その2:

どうもVのひとと会社では、V>>>>会社くらいの力関係があるとか。だからといって運営が許されるかどうかというと別問題では?少なくとも「そういう世界」というのは外からは関係ないんじゃあないかな。ちゃんとしてないところがいいところ、というのは分からなくもないけれど、でもだとしても責任や批判から逃れられる訳ではないよね。

PSVRで配信を見る話(2)

前回「PSVRで配信ライブを見る話」を書いたのですが、あのあとアソビステージ側の仕様変更でできなくなってしまいました(画面が出ない)。残念…と思っていたら、非常にあっさり解決できたので共有のためのメモ。

PSVRでアソビステージを見る方法

やり方は非常にシンプルで「PSVRの『PS4』入力端子にPCからのHDMI出力をつなぐ」だけ。これで、何でもかんでもPSVRのシアターモードで見られるようになります。

なんてシンプルなオチだったんだ…と思うところですが、PS5だとウェブブラウザもないため、こういう方法が使えるのはありがたいものです。なお、音声についてはPC本体にヘッドフォンつないで聞いてください。

つながなくても音は鳴るけれど、やっぱり音は鳴っていたほうがいいよね…。PSVRにくっついてる音声出力端子からはどうも音が出ないようです。

なお、「PS4ないしPS5からのユニットのUSB接続」はしておいてください。これやんないと絵が出ません。あと、PS4的には操作しない状態になるので、多分自動電源オフは切っておいたほうがいいかなと思います。

ライブビューイングやらないからこういう手を使うほかないよね

少なくともアイマス関係のライブにおいてライブビューイングと配信は排他に存在するモノらしく、ライブビューイングやるときは配信ないし、配信やるときはライブビューイングがないようです(ミリオン7thは緊急待避用に配信されたもの)。

配信で見るのはとても楽だし、便利だし、お酒も飲めればお手洗いも近く、アーカイブまで楽しめると非常にスバラシイシステムなのですが、一方で臨場感にはどうしても欠けてしまいます。やっぱり、大きな画面、暗い部屋、映画館のあの雰囲気でも見たいもの。

こういうテクでちょっとでもライブビューイング感を出していきましょう。

OuterWildsをオススメする話

いやー、すごいゲームをやりました。
ちょっと前にTwitterでつぶやいていたのですが、
OuterWilds。これはすごい。

PS4、steam、xboxで遊べて今年の夏にswitch版も出ます。

もともとは2019年のゲームだったらしい。

 そもそもどんなゲームなのか?

任天堂のページに概要があります。個人的には「22分間を繰り返す」「太陽系を巡って謎を解く」ということと序盤のゲーム画面見て興味を持ったらその先一切見ないで始めてほしい、というレベルにネタバレが危ないゲームです。ただ、3D酔いする人には全くおススメできないゲームです。

https://topics.nintendo.co.jp/article/9383c448-2322-466b-a015-149478d13a39

というのも、このゲーム「クリアのために行かなければならにポイント」が存在せず、「プレイヤーの知識=成長」なので、「ネタバレ」が即ゲームの面白さを減らしてしまうんですよね。

何回もループする中でいろいろ「知っていく」ことはあるんですが「そのエリアに行くこと」によるフラグ立てなどは一切ないんですよね。

1回で正解を当てることは無理ですけど、1周目からでもクリア可能です。

だから、知っちゃうと面白さがなくなってしまうどころが今後一生このゲームを楽しめません。ネタバレについては様々な議論がありますが、こいつについてはネタバレは万死に値すると言っていい(なので遊んだ人はみんなネタバレしない)。

でも「探検する楽しみ」「ちょっとユニークなゲームを遊びたい」「宇宙が好き」という人は絶対にやってほしい。Underdale級と言ってましたが確かに分かる。「ゲームでなければできない体験」を与えてくれるゲームです。

何が面白いのか?

いろんな惑星に行っていろんな知識を得ることで、少しずつ正解に近づいていくところ。最初は「うーんなんだろう?わけ分からん!」と思っているんですが、だんだんと謎を解きたくなってくる仕組みになっております。一体何が起こっているのか、これがとても面白い。知識だけは公開記録として概要が保存されているのですが、それを埋めていくとだんだんと何が起こっているのかが分かってきます、これがすごい。

また、謎を解くための「パズル的なもの」というものがほとんどありません。「脈絡もなく出てくるパズルを解かないと先に進めない」ということがないのはとてもありがたい。グラブルで言うところの「急に魔物が!」みたいなのはストレスになりがちですからねえ。

「あああああ、こうなってるんだ!!!」と謎が解けると感動し、そしてさらに謎が増えていくという。そのあたりの導入は巧みでもあり、逆に不親切でもあります。序盤に書いた「ネタバレ厳禁」はまさにこのことで「知ってしまうと」楽しくないんですよ(それでもハマるポイントはある)。

あと、単純にどの惑星も面白いので、うろうろしてるだけでいいですね。いい意味で密度が高くこじんまりとしていて、22分の中で様々な発見がある。そういう探検気分を満喫できるゲームはなかなかないんだよな。

難易度は?

ノーヒントでクリアするのは相当難易度が高い。上記のように「知っていればOK」ということは逆に言えば「知らないといつまで経っても分からない」ということ。パズルとかでよくある「最初のとっかかりが間違ってて永遠に答えが見つからない」という事態が出てきます(自分はあった)。

個人的には一回エンディング(スタッフロール)見たら、ヒント解禁くらいのレベルがオススメです。いくら楽しいゲームといっても飽きはある。1回エンディング見るまでなら、基本的にはノーヒントでも追っかけていけばいけます(ゲーム内の知識を得ていけば見つけられる)。それ以降はお好みですが、ノーヒントを貫くのもアリです。長く遊びたいならそっちのほうがオススメ。

あと、最初にも書きましたが、キャラの移動が本当に難しいので、慣れるまでは本当につらい。慣れればそこまでではないものの、めっちゃくちゃ回転しまくるので3D酔いする人は絶対にやっちゃいけません、死ぬ。

おわりに

クリアしてしまうと(あるいは体験しきってしまうと)、もう二度と楽しめない、そんなゲームです。逆転裁判をネタバレされるよりひどい(あれよりも難易度とかゲーム体験に直結している)。なので、このエントリーにも内容を一切書いておりません。本当は書きたいんだけど、それを匂わせることすら体験に影響を与えてしまうので、

めっちゃ面白いですよ。

というしかないのです。

楽天モバイルをアピールする話

楽天モバイル、使ってますか?使わなければ0円、最大でも2980円で超高速通信ですよ。いやはや、これは速い。確かに利用者の満足度が高いのもうなずけます。私の居住地域は楽天エリア内でしたが、最近つながるようになりまして使っています。

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見て下さい、この高速通信(…と言いたいけれど)

 

結局楽天モバイルはどうなのか?

オススメな人:WiMAX2を『固定回線として』使ってて、いろいろ不満がある人は、乗り換えるといい(かも)。ただし、無制限通信(band3)固定を確保できる手段が必須ですが、意外に機種がないし手間もかかる。ただ、たまに接続が切れます。素直に切れてくれるなら再接続すればいいのですが、つながったままデータが降ってこなくなるので大変に困る。
オススメできない人:それ以外の人全部、通話する人。

固定回線でWiMAX2使ってて、代わりを探している人は、つながれば有用であるということは間違いなく言えます(上記問題点はあるにせよ)。

ただ、確かに速いし無制限ではあれども、それを使えるエリアが極端に狭い。めちゃくちゃ狭いといわれているWiMAXを凌駕する狭さ。しかも、auつかんじゃうと無制限にならないし、auローミングがそのうちなくなるとしても今度は移動体通信として使えないという。なので、基本的には自分の居住地域、常駐場所でband3をつかめない限りはMVNOとかのほうが幸せになれます。

そもそも無制限と言われてもそんなに使いようがないんすよ、通信。電話としては使ってはいけません。通信速度よりもエリアが重視されるような環境で2980円を支払ってこれを使う意味は全くありません。

楽天モバイルエリアはどうなのか?

エリア内だからといってつながると思うじゃろ?そんなことはないのだ。概ね都心の東方面とか「なんとなく」つながるところはあるのだが、一方で「いざ」となると途端に危うくなったりして。ローミングなくなるとさらにあやしい。そもそもローミングでつながるんだとしたらそこで楽天モバイルを使う意味はないし…。そういうことも含めると、これを固定回線以外で使うのはちょっと危ない。ただ、ここのところのレポートを考えると「たまに切れたままになる」。これが困る。ルーターなんてつけっぱなしにするもんなので、こうなってしまうと困りもの。一度接続を切ると復活するもののその手間だって楽じゃない。

終わりに

「無料にもかかわらずみんなが文句言っている」と評判の楽天モバイルですが、文句のつけるポイントは様々で、特に「電話」として考えたときの品質の危うさは「タダでもこれは…」というレベルです。さすがにメイン番号をこれにするのは環境にもよりけりですが蛮勇もいいところ。
一方で、データ通信専用として考えた場合も『非常に狭い範囲でのWiMAX2』と考えてしまうとさすがに移動体通信とて使うのもはばかられるレベルです。PCをつないで無理矢理動画でも見ない限りは一日で使える容量なぞたかがしれております。つながらない無制限より、つながる30GBのほうが圧倒的に使い勝手がよろしい。そういう意味ではデータ通信として考えてもMVNOで探した方が幸せになれそうです。

とにもかくにも、エリアがねえ…。エリア内でつながってくれればいいものを、エリア内でもバクチとなるとちょっと薦めづらい。


そういうことを考えると、後は「基本料金0円のsim」として使うくらいにしか使いどころがないのですよね…。もうちょっと頑張ってほしいのですが。
というわけで、備忘録代わりにこれを書いておきますが、参考になれば幸い。